私がもったいないといえる体験をしたのは高校二年のときだった。当時、私は唯一英語がとても得意で、常に英会話をしたいと思っていた。私の高校には留学制度があるので、ぜひとも体験してみたかった。そして贅沢すぎるのをわかって親に頼んでみた。一生に一回しかないと思えるこの体験を見逃さずにいられなかった。三日もかけて説得したこともあり、提携しているオーストラリアの姉妹校に一年間留学することを許可してくれた。しかし、親が許可してくれても学校側が許可してくれるかまだわからないのである。留学をするには日本の学校から、そしてオーストラリアの学校から与えられた試験に合格しなければならない。合格しなければ、説得は無駄であり、純粋に英会話をしたいという願いがあったわたしにとっては死に物狂いで勉強をし、試験にのぞんだ。がんばった成果が出たのか、結果は合格で高校一年生ながら初の海外へと旅立つことになったのである。留学費用は少しは学校側が負担してくれるとはいい、一年間で170万ととても高いものであった。せっかく出してくれるのだから、必死に英語を覚えていくつもりで片手に辞書を持ち、留学のことを考えていた。
私がもったいないといえる体験をしたのは高校二年のときだった。当時、私は唯一英語がとても得意で、常に英会話をしたいと思っていた。私の高校には留学制度があるので、ぜひとも体験してみたかった。そして贅沢すぎるのをわかって親に頼んでみた。一生に一回しかないと思えるこの体験を見逃さずにいられなかった。三日もかけて説得したこともあり、提携しているオーストラリアの姉妹校に一年間留学することを許可してくれた。しかし、親が許可してくれても学校側が許可してくれるかまだわからないのである。留学をするには日本の学校から、そしてオーストラリアの学校から与えられた試験に合格しなければならない。合格しなければ、説得は無駄で...