肥満が関与する病気とその疾患について(糖尿病を中心に)

閲覧数1,643
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     肥満は糖尿病、高血圧、高脂血症、脂肪肝、コレステロール胆石、高尿酸血症など多くの生活習慣病を誘発する。その中でも私は糖尿病を取り上げ、以下にまとめることにする。
     現代人は、過食や運動不足、ストレスが影響し、肥満になりがちである。肥満になると耐糖能障害等の軽い糖尿病状態になる人が増える。早期に解消すれば、正常な状態に戻せるが、放置すると、糖尿病に進行する人が少なくない。肥満が原因で発症する糖尿病を「肥満糖尿病」といい、日本の2型糖尿病の6割を占める。肥満になると、インスリンの必要性が増し、糖代謝を支える膵臓等の各組織が機能して肥満という事態に対応するが、その状態が長引くと、糖代謝のサイクルに異常が生じ、やがて糖尿病を発症させる。
     人の活動にはエネルギーを必要とするが、エネルギーは、血糖を筋肉や脂肪細胞等の組織が細胞内に取り込むことでつくられる。血糖が細胞内に入るには、膵臓からのインスリンと細胞側に存在するレセプターが結合して初めて入れる仕組みになっている。肥満は、インスリンの必要量が増える為、膵臓のβ細胞がインスリンを増産し、体内に多くのインスリンが出回る。しかし、インスリンが一定...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。