感情障害について
1. 感情障害とは
躁うつ病と呼ばれたものにうつ病を合わせたものは、WHOにより一時的に感情障害と呼ばれていたが、現在では気分障害と呼ばれるようになった。気分が高揚した状態を躁状態、逆に抑制した状態をうつ状態というが、これらの調節がうまくいかずに日常生活に支障が出るようになった病態を気分障害という。概念的には、単極性の躁病とうつ病、双極性障害の総称であるが、臨床上単極性の躁病はほとんど存在しないため、躁病といった場合には、双極性障害の躁状態を示すのが一般的である。
2. 症状
感情障害患者の脳内では、素因(内因)のあるところに過度のストレスがかかった結果。カテコールアミン系...