再帰による迷路探索
目 次
はじめに
第2章 取り上げた迷路プログラムの概要
2・1 迷路の作成部分の概要
2・2 迷路の探索部分の概要
再帰的アルゴリズム
3・1 配列m(i,j)の役割
3・2 迷路の作成の詳細
3・3 迷路の探索の詳細
第4章 まとめ
謝辞
参考文献
プログラム
第1章 はじめに
再帰表現は繰り返し的な事柄を表現する方法の1つですが、普通の繰り返し表現とは違ったものの見方をする。そして、ある種類の問題に対しては、再帰表現は非常に効果的な問題解決方法になる。同じことを従来の繰り返し的技法で表そうとすれば、不必要にわかりにくくなるか、あるいは複雑になる。それが、再帰表現によれば、わずかな行数で簡潔に書ける場合もある。このような時、再帰表現法の強力さを実感する。
本稿ではVisual Basicを使用した典型的な迷路探索のプログラムの中身を調べて、再帰表現方法とアルゴリズムの解明を試みるものである。
本稿で取り上げたプログラムも一見簡潔に思える。しかし、逆に再帰的アルゴリズムを用いたことによりプログラムを書いた本人にしかわからない手...