地域福祉の概念規定における機能的アプローチと構造的アプローチについて述べよ

閲覧数6,167
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「地域福祉の概念規定における機能的アプローチと構造的アプローチについて述べよ」
    はじめに
    地域福祉の理論化がどのように展開されていくか述べておき、その後、牧里毎治が各研究者の理論を統合化した「機能的アプローチ」と「構造的アプローチ」について述べていく。
    1.地域福祉の理論化
     地域福祉が新しい社会福祉の理論としてその理論化が図られたのは、1970年代頃になってからのことである。1970年代には、岡村重夫をはじめ、多くの研究者によって理論化が試みられ始めた。特にこの時期は、イギリスのコミュニティケアの影響を受け、在宅福祉、地域組織化、住民参加などが理論の構成要素として挙げられ始めたが、「目的概念」の側面が強かった。そして、1970年代後半の石油危機で起こったバブル崩壊による「福祉の見直し」とともに「地方の時代」が始まったのである。
    1980年代には各研究者の理論が出そろい、その構成要素を類型化・比較検討された。また、この時期の後半は在宅福祉が重視され、地域福祉の理論が実質性を持ち始めることになった。
    1990年代になると、ゴールドプランの施行、福祉関係八方改正など、福祉改革が具体化・政策...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。