この話は今ではものすごく有名である。世界がもし100人の村だったら、考えそうでなかなか考えつかないポイントだなと思う。
私たちは普段なにげなく生き、その生活を当然のように受け止めている。しかし、その当然の生活が当然ではない人が世界にはいて、そういう人たちがほとんどを占めている。じゃあみんなが平等に暮らせるようにお金を動かせばいいじゃないかと思うが、そういう風には世の中できていない。私はなぜこのような格差が生まれるのか、解決策はないのか、読んでいていろいろな疑問が生まれた。
年々増え続けているストリートチルドレン。ロシアだけでも200万人ものストリートチルドレンがいるという。ロシアではペレストロイカの影響を受け、ストリートチルドレンが増加した。ストリートチルドレンの問題だけでなく、ロシアは国民全体、国全体の経済に影響を落としている。10年以上たった今でも経済的に裕福になったとは思えない。ロシアの人の中にはソ連時代のほうがまだマシだったと言う人もいるそうである。親が子供を養えなくなり子供は一人で生きていくことになる。まだ10歳前後の少年少女たちが極寒の地で生きていくのである。私は子供たちが次の日死んでいたりしないか心配になりながら見ていた。このような過酷な状況の中でも必死に生きている。私はどうなのかと言われれば日々必死に生きているという気はしない。毎日なんとなく過ごして去っていき、また次の日が来るといった日々を生きている。このギャップがいつまでもストリートチルドレンが減らない、大きくいえば経済格差が縮まらない原因のひとつではないだろうか。普段何気に生活している中で世界ではたくさんの人が飢えて死んでいる。そんな実感はあまり湧かない。
「世界がもし100人の村だったら」を読んで
この話は今ではものすごく有名である。世界がもし100人の村だったら、考えそうでなかなか考えつかないポイントだなと思う。
私たちは普段なにげなく生き、その生活を当然のように受け止めている。しかし、その当然の生活が当然ではない人が世界にはいて、そういう人たちがほとんどを占めている。じゃあみんなが平等に暮らせるようにお金を動かせばいいじゃないかと思うが、そういう風には世の中できていない。私はなぜこのような格差が生まれるのか、解決策はないのか、読んでいていろいろな疑問が生まれた。
年々増え続けているストリートチルドレン。ロシアだけでも200万人ものストリート...