2011年の小学校「外国語活動」実施に向けて
先行実施してきたある小規模市の事例からの提案
1.A市における英語活動の概略
A市では、平成14年からB小学校が「オンリーワン教育」の指定をとり、英語活動を先行実施を始めていました。平成15年には、C中学校区が「E-ゾーン」(英語ゾーン)として指定を受け、2小学校を加えた連携を始めました。時期を同じくして、中学校の英語担当者、国際交流協会、市の各部局の代表が招集され、「英語の話せる街づくり」の会合が持たれ、着実に小学校の英語活動導入が準備されていきました。「E-ゾーン」では、当初は小・中連携として、「総合学習の交流」であった内容が、他の2小学校での英語学習の開始とともにどんどん進行していき、近隣の大学から講師招聘した授業講習会が持たれるようなり、講習会が月1のペースで行われました。市内の小学校の教科担当者会に「英語活動」が設けられ、「E-ゾーン」以外の5小学校も実施を進めることになり、平成18年の4月から全小学校での1年生からの授業の実施が始まりました。9月には、小学校英語活動のための専属のALT(外国語指導助手)5人が配置され、今日...