交通論分冊2

閲覧数1,445
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    タグ

    環境日本経済社会文化観光国際地域問題

    代表キーワード

    交通論経済

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    2003年1月、 小泉内閣は観光立国行動計画を策定、2010年迄に1千万人の訪日外国人旅行者数を見込む、ビジット・ジャパン・キャンペーンを実施した。急な観光振興の理由は、日本経済が低迷する中で「観光」を需要喚起に直結する即効性ある景気浮揚策の切り札として考えたからである。一般に国際観光を振興させる目的には、外貨獲得・雇用政策などの経済的側面、国際理解・国際平和などの社会文化的側面がある。一国の経済成長には、異なる効率からなる資本、国際流通の拡大を必要とする輸入が増加し輸出が拡大しなければ自ずと国際収支は赤字に転じ対外均衡が損なわれる。国際旅行収入は貿易収入と異なり、外国人観光客の来訪により外貨手取率が大きくなる。それは観光輸出と称することができる。観光立国行動計画は、数値面で言えば日本人海外旅行者千六百万人に対して訪日外国人5百万人という国際観光のいびつな状況の是正策である。総合国際収支均衡維持の為、わが国では貿易収支黒字減らしの為に観光旅行を奨励している面があるが、日本人海外旅行者の急増によってわが国の国際旅行収支の赤字も増大している。従って、今日の海外旅行収支においては、いかに外国...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。