あなたの住む地域の障害幼児の療育システムについて調べてみよう。
近年、重度、重複化している障害に対して、その軽減を図るためには、早期発見、早期治療、すなわち、低年齢からの専門的な支援が必要とされています。私の周りではどのように取り組まれているのかを知るため、区役所で資料を頂きました。それを手がかりにさらに深く調べてみました。
私の住む兵庫県神戸市では、各区の区役所が総合窓口となり、手話通訳者を配置し、相談受付、施設紹介、各手帳発行などが行われています。また、各区に障害者地域支援センターが置かれ、障害がある方が、自らの体験に基づいて同じ障害のある仲間の悩みを聞いたり、専門スタッフが相談に応じたりして、問題克服ができるように援助されています。
平成9年に『神戸市障害者保健福祉計画』が策定されました。障害のある人の自立と社会参加の促進、地域社会の向上が目標とされ、全市の拠点として『神戸市総合療育センター』が置かれました。ここでは、障害の早期発見、早期治療を実現するためにさまざまな活動が行われています。このセンターは、障害に関する専門の診療所と4つの通園施設で構成されています。
診療所では乳幼...