教育社会学 2

閲覧数1,449
ダウンロード数6
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    環境日本経済子ども社会文化学校学力国際

    代表キーワード

    教育社会学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     学力低下は何かを明らかにし、社会階層のような社
    会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかに
    ついて述べよ。
     近年、2000年初頭から教育界のみならず社会を巻き込む形で学力論争が展開されてきている。「学力低下」に関するさまざまな議論がなされ社会的反響を呼び、教育政策の転換をも動かしてきた。そもそも、学力低下の大きな要因とされているのが昨今の「ゆとり教育」である。80年頃まで続いた「詰め込み教育」が「受験地獄」や「偏差値輪切り体制」などの状況を生み出し、現場で起こるいじめや不登校、非行などの原因となっているとされ、その反省をふまえて適用されたのが、今日のゆとり教育の環境整備であった。この「ゆとり教育」は、基礎学力と生きる力を重視した子どもを教育過剰から解放するものであったが、見方をかえれば、ある程度の学力の低下は目をつむってでもゆとりを優先したともいえる。しかし、結果、諸問題の解決をしないどころか学力の低下をもたらすこととなった。それでは、学力低下とはどのような形として現れてきたのかを明らかにしてみたい。
     まず注目され始めたのが、大学生に見られる問題がある。大学生に限ってみれば、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。