アジアに学ぶ視点について述べ、これからの我が国の国際協力のあり方について論じなさい。
Ⅰはじめに
今、日本は近隣国である「韓国」の大ブームである。ある韓国のドラマの影響により、地理的には一番近い国でありながらも、存在自体は遠い国であった「韓国」に興味を持ち、韓国語を覚え、韓国のスターにあこがれ、韓国へ訪れる人も非常に増え、多少の経済効果を挙げているという。韓国ブームの火付け役となったドラマのファンの年齢層は非常に高い。数十年前の自分の体験と照らし合わせて共感しているのである。数十年前の日本人の気持ちや今の日本人が失ってしまった「こころ」がそのドラマの中にはあり、その失くしてしまった「こころ」を思い出し、慈しんでいるのではないだろうか。
Ⅱアジアの中の日本
「アジア」は、東、南、西、東南アジアから成り、世界の陸地の3分の1を占め、そこに住む人々も、世界の人口の過半数であり、民族、言語も最も多様な地域世界であり、政治的(民主主義国家、社会主義国、君主制国家等)、経済的にも、世界第二位の経済大国である日本から、最貧国とされるラオスやネパール、豊かな産油国であるサウジアラビア等、最も差異や格差の激しい地域世界である。「日本」は、広大であり、多様な面を持つ地域世界である「アジア」の中の一つの島国である。
しかし、私達は、大きな母体であり、隣諸国の「アジア」に関してどれだけ知っているのであろうか。
Ⅲアジア認識
アジア諸国へ旅行に出かける日本人は、年間800万人(平成15年度「観光白書」)にも達しているが、それが、アジア理解や、アジア交流を深めているかと言えばそうではないのが現状ではないだろうか。団体で、物価
アジアに学ぶ視点について述べ、これからの我が国の国際協力のあり方について論じなさい。
Ⅰはじめに
今、日本は近隣国である「韓国」の大ブームである。ある韓国のドラマの影響により、地理的には一番近い国でありながらも、存在自体は遠い国であった「韓国」に興味を持ち、韓国語を覚え、韓国のスターにあこがれ、韓国へ訪れる人も非常に増え、多少の経済効果を挙げているという。韓国ブームの火付け役となったドラマのファンの年齢層は非常に高い。数十年前の自分の体験と照らし合わせて共感しているのである。数十年前の日本人の気持ちや今の日本人が失ってしまった「こころ」がそのドラマの中にはあり、その失くしてしまった「こころ」を思い出し、慈しんでいるのではないだろうか。
Ⅱアジアの中の日本
「アジア」は、東、南、西、東南アジアから成り、世界の陸地の3分の1を占め、そこに住む人々も、世界の人口の過半数であり、民族、言語も最も多様な地域世界であり、政治的(民主主義国家、社会主義国、君主制国家等)、経済的にも、世界第二位の経済大国である日本から、最貧国とされるラオスやネパール、豊かな産油国であるサウジアラビア等、最も差異や格...