便器、尿器介助
目的
排泄が常に生理的で正常な状態を維持するよう援助できる。
適応
手術直後で歩行できない患者
安静を必要とする患者
歩行困難な患者
便器使用の場合
必要物品
便器(男性の場合は尿器も)、便器カバー、手洗い用湯と洗面器orおしぼり(ウェットティッシュ)
必要に応じて、防水シーツ、綿毛布orタオルケット、安楽枕など
排泄援助の基本
1.基本的な配慮と援助
1)床上排泄を余儀なくされる患者の気持ちを理解する。
排泄間隔を知り、なるべく頼まれる前に必要性の有無を確かめる。
ナースコールがあり、排泄介助の要求が予測される場合には、周りの者(同室患者、他の看護者、医師等)にはっきりわかるような対応をしない。
要求はすぐに応じ、親切な態度で接する。
2)羞恥心への配慮をする。
カーテン、スクリーンを用いてプライバシーを保つ。
綿毛布やバスタオルを用いて、身体の露出を最小限にする。
排泄音に対して消音を工夫する。 ・ラジオ、テレビをかける。 ・水道のある病室では、状況に応じて水を少し流しておく。
3)できるだけ自然な排泄姿勢に近づける...