卵管通気、通水法
1.卵管通気法
目的
外子宮腔より炭酸ガスを注入すると、このガスが子宮腔、卵管を経て、卵管采より腹腔内へ流出する際に、特有の気泡音を発する。これを腹壁上より聴取することや記録にとり、その曲線により卵管の疎通性の状態を判定する。
必要物品
婦人科器械セット(桜井式腟鏡1、子宮ゾンデ1、マルチン単鉤鉗子1、摂子2)、イソジン綿球、腟綿球、記録装置、聴診器、注入器又は通気通水用バルン(8Frフォーリーカテーテル)、さばきガーゼ、生理食塩水又は蒸留水1ml、1ml注射器
時期
月経終了後2~3日頃より排卵期までの卵胞期に施行する。
方法
患者には排尿後、診察台で載石位をと...