加温加湿酸素吸入器とマルチベンチマスク
加温加湿酸素吸入器
目的
末梢組織の低酸素状態の予防および改善
適応
全身麻酔による術後患者、呼吸器、心疾患患者
必要物品
本体(ネブライザー)、蛇管(直径22mm)長さ1.5m、15cm、加温棒、フェイスマスクorトラキマスクorTピース、滅菌蒸留水
方法
本体に滅菌蒸留水を入れる。
本体を酸素配管に接続する。
蛇管を本体に接続する。
蛇管にマルチベンチマスクを接続する。
気管内挿管をしている場合、蛇管の先にTピースを付け、気管チューブに接続する。
指示された酸素量を流す。気管内挿管をしている患者には、たとえ高濃度の酸素が不必要な場合でも、加湿の目的で35~40%、3~4L/分で用いる。
加湿時、ヒーターをヒーターアダプターの中に差し込む。
ヒーターの電源を入れる。
注意事項
ヒーター使用中は、本体の滅菌蒸留水が150ml以下にならないよう、少なくとも3時間毎に水量を確認する。
加温すると、多量の水滴が蛇管内に凝集しやすいので、時々接続部をはずして水をぬく。あるいはウォータートラップを使用する。
使用中は、ヒータ...