画像診断(脳血管障害:CVA)

閲覧数3,516
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    障害組織生命変化X線意識表現血圧時間特徴看護看護学

    代表キーワード

    看護

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    画像診断(脳血管障害:CVA)
    脳血管障害(cerebral vascular accident)の画像診断(CT所見)
     
    【CT画像の濃淡】
    低吸収
    空気は真っ黒に写り、空気と並んで低吸収を示す組織は脂肪、次いで脳脊髄液(髄液)が挙げられる。病的状態では、嚢胞、浮腫、脳梗塞巣などが低吸収を示す。
    等吸収
      脳実質は灰色に写り、これと同等の濃度を示す場合を、「等吸収」と表現する。同じ脳実質でも、細胞密度の高い灰白質は、白質に比べやや低吸収に診える。病的状態では、血腫は初め高吸収を示す(白く写る)が、10日以上過ぎると次第に灰色へと変化します。この頃の色合いが等吸収と表現される。
    高吸収
    頭蓋内で高吸収に写るのは、頭蓋骨と頭蓋内の生理的石灰化巣(脈絡叢、松果体など、稀に大脳基底核にも診られる)。病的状態の代表的なものが血腫(出血)で、出血は初期には白く写るが、2~3週間過ぎると、灰色から黒っぽく濃度が変わる。これは、血液中の鉄分の濃度に伴う変化である。
    【脳内出血のCT所見】
    血腫はCTスキャン上、高吸収域として描出される。出血直後は真白く描出されるが、時間とともにX線吸収値が下がっ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。