「不登校の児童が自分のクラスにいた場合、どのような点に注意して指導するか、その背景となる理論と具体的な指導方法を述べよ。」
自分のクラスに不登校の児童がいた場合に重要となってくるのは、「カウンセリング・マインド」であろう。カウンセリング・マインドとは、学校教育現場などで教育や指導にあたるのに必要な、カウンセリングの基本的な態度や姿勢を指す和製英語である。
学校教育現場における教師の役割は、多数の生徒を同時に指導するためにある程度の厳しさが要求され、カウンセラーの場合のように徹底的に受容の姿勢はとれない。重要と厳しさは本来相容れにくいものである。それは、一人ひとりの個性を尊重する態度と、集...