Z1312 教科教育法英語
『音声学的教授法を唱えた学者を列挙し、箇条書きにまとめると共に、パーマー、クラッシェン、リトルウッドの教授法を論述しなさい』
Ⅰ.音声学的教授法を提唱した学者
【ヴィルヘルム・フィーエトル】
外国語の習得は翻訳によらず、自国語で考えず当該外国語の発音・連語・構文の模倣によるべきであると主張した。
【ポール・パシー】
フランスの学校で外国語教育に直接教授法を用い、特に発音の授業に音声学的教授法を採用した。
【オットー・イェスペルセン】
初学者に対しては発音記号から教えていくべきであると主張し、また文法に関しては早くから文法の規則を教えずに、読む際に文法に注意を払うようにさせ、文法規則は生徒に帰納させるべきと説いた。
【岡倉 由三郎】
英語教育の目的は読書力の養成であるとした上で他の技能も重視し、正しい発音を教えることの必要性、翻訳によらない直読直解の奨励、文法の帰納的学習、口頭英作文などの学習法を説いた。
【チャールズ・フリーズ】
オーラルアプローチを提唱し、構造言語学の理論を英語学に適用した。外国語学習は限定された語彙の範囲で、音韻組織と文構造組織を無意識に...