【1】はじめに
(1)ものづくりに至る着想
「ものづくり」と聞いて、僕の中でまず大切にしたいと思ったことは、ただ単純に、見て面白いということ。子どもたちは面白いと思うことでなければ、なかなか興味を持ってくれないだろうし、そこから何かを学ぼうという気も起こらないだろう。
次に、身近なものでつくれるということ。材料の用意があまりにも大変だったり、用意しにくいものであったりすると、授業で作っただけで終わってしまう。簡単に作れるけど、面白く、かつ、子どもたちがそれを自分のつくれるものとして、家で作ってみたり、応用したり出来るものを作ってほしいと思い、この題材を選んだ。
(2)目的、児童に理解させたいこと
まず、科学・ものづくりの楽しさを味わってもらう。
次に、身の回りのあるものの中には、科学がたくさん詰まっているということを知り、特に今回のものづくりでは、「振り子」の原理が使われているので、その原理とはどのようなものなのかを理解してもらう。
最後に、そのような身の回りの科学は、身近な材料を使ってつくれるということを体験してもらう。
【2】具体的内容
(1)材料
・牛乳パック ・工作用...