私は、死刑は廃止すべきという考えを強く推します。そしてその理由を三つの考えにまとめて示します。
一点目に、<グローバル的な考えを決して無視できない>という考えです。1989年国連総会で死刑廃止条約が採択され、以後、<国家権力によるものだとしても死刑で国民の生命を奪うのは悪だ>という考えに基づき、民主主義国家のほとんどが死刑制度を廃止する方向へと向かってゆきました。そして先進国の中で死刑を存続させているのは日本とアメリカのみとなりました。これは明らかにグローバルな時代の流れに反しています。ここで日本は日本だからといってしまったら人間の生命の平等な尊厳は国家権力なら奪うことが可能という発想になってしまいます。もう一度<国家といえども人の命を奪う権利はない>という考えを見つめなおし、より成熟した法治国家に日本はなるべきだと我々は言いたいのです。世界の多くでも先に述べたようにこの考えを正しいものとしております。もちろん国民による殺人は悪でありますが、国家による殺人は本当に果たして正義なのでしょうか。いや国家権力といえども殺人は悪です。
死刑は廃止すべき
私は、死刑は廃止すべきという考えを強く推します。そしてその理由を三つの考えにまとめて示します。
一点目に、<グローバル的な考えを決して無視できない>という考えです。1989年国連総会で死刑廃止条約が採択され、以後、<国家権力によるものだとしても死刑で国民の生命を奪うのは悪だ>という考えに基づき、民主主義国家のほとんどが死刑制度を廃止する方向へと向かってゆきました。そして先進国の中で死刑を存続させているのは日本とアメリカのみとなりました。これは明らかにグローバルな時代の流れに反しています。ここで日本は日本だからといってしまったら人間の生命の平等な尊厳は...