2004年度コンビニ業界は本部数が41チェーン(前年は45チェーン)、売上高7兆5231億6000万円(前年比0.1%増)、店舗数4万3668店(前年比1.9%増)となった。店舗数は1%代後半になったが、売上高は初めて1%を切る成長率になった。
しかしながら、コンビニ業態そのものに限界が現れたと考えるのは早計であろう。店舗数の上位チェーンの中には、高い推移で売上高を伸長させたところも多いし、あるいはコンビニ業態の中にも、「生鮮百均コンビニ」のショップ99のような従来とは異質なコンビにも成長を遂げている。
2004年度は中堅から特に上位チェーンによる寡占化が進行した。店舗数の伸び率は1%を下回った。上位4チェーンの純増は1312店、全チェーンの純増が335店だから、5位以下のチェーンから977店が閉店したことになる。
その一方で、中堅では生鮮百均コンビニのショップ99が躍進した。コンビニの退店物件を中心にローコストで出店、直営主体で展開するためのスピードがある。
?セブン-イレブン・ジャパン
セブン-イレブン・ジャパン(連結)の営業総収入は5025億1600万円(6.0%増)、経常利益1782億800万円(4.8%増)と25期連続で増益増配を達成。チェーン全店売上高も2兆4408億5300万円と4.2%伸長している。
店舗展開においては、同社の基本戦略である「高密度集中出店方式」に基づき積極的な新規出店及び立地移転を推進。その結果、期末国内店舗数は32都道府県で1万826店舗と523店舗の純増を記録した。特に愛知県においては、大手チェーンをしては最後発ながら順調に店舗網を拡大し、累計店舗数は出店開始から約2年半で289店舗となった。また、連結子会社を加えた店舗数は、当期より7-Eleven,Inc.を連結店舗数に加えたことから1万6688店舗(6332店舗増)となった。
コンビニ業界の業界比較企業研究
2004年度コンビニ業界は本部数が41チェーン(前年は45チェーン)、売上高7兆5231億6000万円(前年比0.1%増)、店舗数4万3668店(前年比1.9%増)となった。店舗数は1%代後半になったが、売上高は初めて1%を切る成長率になった。
しかしながら、コンビニ業態そのものに限界が現れたと考えるのは早計であろう。店舗数の上位チェーンの中には、高い推移で売上高を伸長させたところも多いし、あるいはコンビニ業態の中にも、「生鮮百均コンビニ」のショップ99のような従来とは異質なコンビにも成長を遂げている。
2004年度は中堅から特に上位チェーンによる寡占化が進行した。店舗数の伸び率は1%を下回った。上位4チェーンの純増は1312店、全チェーンの純増が335店だから、5位以下のチェーンから977店が閉店したことになる。
その一方で、中堅では生鮮百均コンビニのショップ99が躍進した。コンビニの退店物件を中心にローコストで出店、直営主体で展開するためのスピードがある。
①セブン-イレブン・ジャパン
セブン-イレブン・ジャパン(連結)の営業総収入は5025億160...