P6302 米文学史
『ロスト・ジェネレーションの作家について具体的に作品をとりあげて述べよ』
Ezra Pound (1885-1972)
イメージの叙情喚起力に力点を置いた詩作をするイマジズム運動の推進者。代表作Personae,1909、The Cantosなど。彼の詩の構成で重要なのはペルソナ(仮面)という考え方で、仮面を脱ぎ捨て真実の探求を目指すことを目的としている。また彼の他の作品も無数の「仮面」の累積であると言える。
Eugene O’Neill (1888-1953)
アメリカの生んだ最初の世界的劇作家。代表作Desire Under the Elms,1924、は彼の作品で最も円熟した作品であり、この劇に描かれた楡の木の下での愛欲と物欲の葛藤はすさまじい。Strange Interlude,1928では独白、傍白による「意識の流れ」の演劇的応用を試みた。
3.Pearl Buck (1892-1973)
ロストジェネレーションにおいてパリではなく中国で小説を創作した作家。1938にノーベル文学賞を受ける。彼の代表作はThe Good Earth,1931, Son...