河川ぞい平野の3基本地形の特色を要約し、沖積平野の古地理変化を説明せよ。
沖積平野にはさまざまな地形が形成されている。まず、河川の流れに沿って運搬された砂礫や土砂などが粗いものから順に堆積していって扇状地が形成される。扇状地は排水がよく、地下水位も深いことから畑や果樹園として利用されるところが多い。河川の中流部から下流部にかけては、流れも緩やかになり、ここでは河川の氾濫によって作られた低地である氾濫原、流路に沿って土砂が堆積した微高地の自然堤防帯、その背後につくられた泥質で水はけの悪い後背湿地などが見られる。かつて自然堤防帯には集落や道路が立地し、水田の広がる後背湿地との間に土地利用の違いが...