企業の国際化の3局面
企業の国際化とはどのようなことをいうのであろうか。製造企業を例に取ると、まず国内市場向けに自国で生産活動を始めた企業が、一部、その製品の輸出に乗り出す。最初は、自国の商社や販売代理人を用い(間接輸出)、販路の拡大と共に自らの手で直接に輸出を行う(直接輸出)。輸出活動が企業の国際化の第1局面であるといえる。
第2の局面は技術提携である。輸出と並行して、または輸出の代わりに、自ら開発した特許技術を国外企業に利用させ、ロイヤリティーを得ようとする企業が出現する。この技術提携には、単純な技術供与から請負契約、一括受注契約が含まれる。すなわち、提携相手の技術能力に対応して、単なる設計図の供与から工場の建設、機械・設備の配置、動力源の手配、さらに経営管理マニュアルの提供に至る契約がなされる。フランチャイジングも広い意味での技術提携である。これは商品の取り揃えから販売に至るまでの継続的なビジネスの支援を取り決めたものである。
企業の国際化の3局面
企業の国際化とはどのようなことをいうのであろうか。製造企業を例に取ると、まず国内市場向けに自国で生産活動を始めた企業が、一部、その製品の輸出に乗り出す。最初は、自国の商社や販売代理人を用い(間接輸出)、販路の拡大と共に自らの手で直接に輸出を行う(直接輸出)。輸出活動が企業の国際化の第1局面であるといえる。
第2の局面は技術提携である。輸出と並行して、または輸出の代わりに、自ら開発した特許技術を国外企業に利用させ、ロイヤリティーを得ようとする企業が出現する。この技術提携には、単純な技術供与から請負契約、一括受注契約が含まれる。すなわち、提携相手の技術能力に対応して、単な...