はじめに
青年期には、自分自身を発見する課題がある。青年期は様々な特徴があり、また発達道上線上にある。ここでは青年期の特徴と発達課題について、また自我同一性(アイデンティティ)と関連して具体的に考えてみる。
青年期とは?
青年期(adolescence)は,ラテン語のadolescere(=成長する、成熟する)を語源とし「子どもから大人への過渡期」と正義される。
青年期は胎児期、乳児期、児童期を経て迎える。しかしこの青年期を起点に成人期、老年期、死向期となる。その中で青年期は人の人生に最も大切な時期であると考えることもできる。多くの学者たちはこの青年期を意味付けしている。ルソー(J.J.Rousseau, 1712-1778)この青年期を重大な変化がある、精神的息吹きを体得するという意味で「第二の誕生」、ホール(S.Hall)は著しい憂悶や動揺があるという意味において「疾風怒濤の時代」、シュブランガー(E.Spranger)は「自我の発見」と特徴づけ、またホリングワーズ(L.S.Hollingworth)は親から精神的に独立するという意味で「心理的離乳」、レヴィン(K.Lewin...