『子どもがかわいい』これが、私たち保育士を目指すものの出発点ではないでしょうか。ですが現実には、暴力、暴言、落ち着きがないなど集団行動を乱す子もいます。実際に、このような問題行動を起こす子とどのように関わるべきなのでしょうか。私の親族には、2人の現役保育士がおり、私自身も7歳と3歳の子どもがおります。自らの経験と、2人からの話を合わせ、問題行動の裏側を考察しました。
『子どもがかわいい』これが、私たち保育士を目指すものの出発点ではないでしょうか。ですが現実には、暴力、暴言、落ち着きがないなど集団行動を乱す子もいます。実際に、このような問題行動を起こす子とどのように関わるべきなのでしょうか。私の親族には、2人の現役保育士がおり、私自身も7歳と3歳の子どもがおります。自らの経験と、2人からの話を合わせ、問題行動の裏側を考察しました。
4歳児のA君は、問題行動が多く、友達とのやりとりで思い通りに行かないと、すぐ叩き、『もうええ、おまえ死ね』などと暴言をはきます。保育者がその行動について注意すると、逃げ出し、運動場で一人で遊び、なかなか部屋に戻らないこともあります。クラスでサッカーをしたときも、友達にボールを蹴りつける、的外れな方向へ蹴るなど、あきらかに故意と思われる行動をとります。保育者は注意することが多くなり、クラスメイトから『A君おったらおもしろないわ』、『A君ちゃんとしてよ』などと批判が多くなりました。
なぜA君は、このような行動をとるのでしょう。問題行動を起こした結果、周りの友達が嫌な顔をする、泣く、保育者に注意されます。A君は、悪いことをしてい...