584生徒指導1(2005~)
1 「生きる力」「自己指導力」を育成する生徒指導の観点に立ち、子どもたちを取り巻く現代社会の急激な変化や児童期の成長発達を踏まえ、どのような学級づくり(学級経営)が考えられるかをまとめなさい。その際、学校における「家庭・地域との連携、協力」による指導の取り組みにも考慮しなさい。
584生徒指導1(2005~) 1 「生きる力」「自己指導力」を育成する生徒指導の観点から、子どもたちを取り巻く「現代社会の急激な変化」や児童期の成長発達を踏まえながら、<教師の子ども理解>を深め、今後の学校における「家庭・地域との連携、協力」にも配慮した上で、どのような学級づくり(学級経営)が考えられるかを述べなさい。
戦後の高度成長期を境に、日本の社会は科学技術の飛躍的進歩、産業構造の変化、高度情報化、学歴社会、さらには少子高齢化社会といったように、さまざまな変化を遂げている。さらに、いじめや不登校、学級崩壊、校内暴力、非行・犯罪などといった問題行動も、解決しなければならない諸問題として現れている。こうした変化の中において、児童が環境に振り回されずに自己実現のための自己指導力を身につけ、社会においてよりよく生きてくことは、非常に重要な課題である。
こうした問題解決のためには、学校における生徒指導の充実が必要不可欠である。生徒指導とは、一人ひとりの幼児・児童・生徒の個性の伸張を図りながら、同時に社会的な資質や能力・態度を育成し、現在及び将来において社会的な自己実現が可能となる資質・態...