国文学講義Ⅴ近代 分冊2 評価A

閲覧数1,770
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    タグ

    日本文学映画芸術小説感覚表現視点文章特徴

    代表キーワード

    文学国文学講義

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    新感覚派の代表者である、横光利一について、その代表作と特徴についてのべる。
    まず、新感覚派とは、大正末期から昭和初期の文学(近代芸術派初期)の文学流派、一流派のことである。
    一九二四年(大正一三年)に創刊された同人誌「文芸時代」を母胎として登場した新進作家のグループ、文学思潮、文学形式のことを指す。当時のメンバーは横光利一、川端康成、片岡鉄平、中河与一、今東光などであった。この中の多くは、元は菊池寛の「文芸春秋」の同人であった。
    新感覚派は、さまざまな傾向の新人があつまり、新しい時代の、新しい文芸の創造を目指して設立され、西洋文学の知性を日本文学の上に習熟した功績は大きい。
    ジャーナリストの千葉亀雄が、同人の言語感覚の新しさにいち早く注目し、この「文芸時代」の創刊号の印象を「世紀」に発表したのである。そこで、「新感覚派の誕生」と命名して以来、これらは、文学史用語として広く定着したのである。「文芸戦線」のプロレタリア文学派とともに、モタニズム文学として、大正後期から昭和初期にかけて大きな文学潮流となったのである。
    そして新感覚派論争の発端になったのは、大正十三年、「文芸時代」創刊号にのっ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。