1.はじめに
「生徒の自信を育むクラスづくり」ということで「生徒の自信を育む」とはどういったことか考えた。大辞林(三省堂)によると「自信」とは「自分の才能・価値を信ずること。自分自身を信ずる心。」となっている。そこで今回は、「生徒の自信を育むクラス」を「生徒が自ら学び、自ら考える力を育むクラス」と考えて考察していきたい。
2.自ら学び、自ら考える力を育むとは
自ら学び、自ら考える力を育成するとは以下の9つのように整理できる。
?社会の変化に主体的に対応し行動できるようにする。
現在の変化の激しい社会において、学校時代に知識を覚えこんで、それを社会に出て応用すれば済むということではなくなった。子ども達自らが学び考える力自体を育成する。
?知的好奇心・探究心をもって、自ら学ぶ意欲や主体的に学ぶ力を身につける。
何事にも興味をもって、積極的に学んでいこうとすること。積極的に学んでいけることが自ら学び考えることの根底にある。
?試行錯誤を許容する。
自ら学び考えることを促せば、当然、失敗もするだろうし、迷いも多くなる。あれこれ試しては自分でその結果を見てみて、具合が悪ければ再び試みる。そのような試行錯誤の過程から、正しいことを見いだすだけでなく、自ら学ぶことはどのようなことか自体を感じ取っていく。
?自らの力で論理的に考え判断する力を育成する。
本来、論理的に考えるとは自らが行うべきことだし、結論を押し付けられるのではなく、その結論の出てきた道筋を自ら検討できねばならない。
?自分の考えや思いを的確に表現する力を育成する。
自ら学び考えることは理解すべきことを単に受け身に理解するのみならず、自らが発信して自分の理解をしこ確認するとともに、他者と理解を共有して、さらなる発展を図る必要がある。学びとは共同の学びでもある。もっと根本的には、理解すること
金曜日・1時限
自ら学び考える力を育むクラス
1.はじめに
「生徒の自信を育むクラスづくり」ということで「生徒の自信を育む」とはどういったことか考えた。大辞林(三省堂)によると「自信」とは「自分の才能・価値を信ずること。自分自身を信ずる心。」となっている。そこで今回は、「生徒の自信を育むクラス」を「生徒が自ら学び、自ら考える力を育むクラス」と考えて考察していきたい。
2.自ら学び、自ら考える力を育むとは
自ら学び、自ら考える力を育成するとは以下の9つのように整理できる。
①社会の変化に主体的に対応し行動できるようにする。
現在の変化の激しい社会において、学校時代に知識を覚えこんで、それを社会に出て応用すれば済むということではなくなった。子ども達自らが学び考える力自体を育成する。
②知的好奇心・探究心をもって、自ら学ぶ意欲や主体的に学ぶ力を身につける。
何事にも興味をもって、積極的に学んでいこうとすること。積極的に学んでいけることが自ら学び考えることの根底にある。
③試行錯誤を許容する。
自ら学び考えることを促せば、当然、失敗もするだろうし、迷いも多くなる。あれこれ試...