東工大:物理学実験 「アナログ回路」

閲覧数3,618
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 24ページ
    • 会員7,150円 | 非会員8,580円

    資料紹介

    1 実験の目的
    オペアンプを用いた回路を作成し、その動作を確かめる。またオペアンプを用いた安定期及びボル
    テージフォロワ、減算器を作成することでオペアンプの実用的な使い方を学ぶ。
    2 実験の原理
    今回の実験では、オペアンプを用いた。オペアンプの性質を次に示す。オペアンプは非反転入力と反
    転入力、そして一つの出力を備えた演算回路素子である。オペアンプは図 1 のような回路記号で表され、
    出力電圧 Eout は非反転入力 E+ と反転入力 E− により次の式で与えられる。図中では出力電圧がピン
    番号 1、反転入力がピン番号 2、非反転入力がピン番号 3 で与えられている。
    Eout = (E+ E−) (1)
    ここで は増幅率である。理想的なオペアンプでは次のような条件が満たされているとする。
    1. 入力インピーダンスが無限大
    2. 出力インピーダンスが 0
    3. 増幅率 が無限大
    実在のオペアンプではこれらの条件は満たされていないが、満たされているものとしてその動作を論じ
    ることができる。1 が満たされているときの動作は具体的には次のとおりである。
    E+ = E− のとき Eout =

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1

    実験の目的
    オペアンプを用いた回路を作成し、その動作を確かめる。またオペアンプを用いた安定期及びボル

    テージフォロワ、減算器を作成することでオペアンプの実用的な使い方を学ぶ。

    2

    実験の原理
    今回の実験では、オペアンプを用いた。オペアンプの性質を次に示す。オペアンプは非反転入力と反

    転入力、そして一つの出力を備えた演算回路素子である。オペアンプは図 1 のような回路記号で表され、
    出力電圧 Eout は非反転入力 E+ と反転入力 E− により次の式で与えられる。図中では出力電圧がピン
    番号 1、反転入力がピン番号 2、非反転入力がピン番号 3 で与えられている。

    Eout = α(E+ − E− )

    (1)

    ここで α は増幅率である。理想的なオペアンプでは次のような条件が満たされているとする。

    1. 入力インピーダンスが無限大
    2. 出力インピーダンスが 0
    3. 増幅率 α が無限大
    実在のオペアンプではこれらの条件は満たされていないが、満たされているものとしてその動作を論じ
    ることができる。1 が満たされているときの動作は具体的には次のとおりである。

    E...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。