概要
塩酸のような強酸HAsは、水中では完全に解離して、As-とH+(水素イオン)を生じる。したがってはじめの強酸の濃度cが、溶液中の[H+]に等しくなる。
HAs→H+As- 弱酸の場合 HAw⇔H++Aw-
開始時濃度 c 0 0 c 0 0
閉衡時濃度 0 c c c-x x x
これに対し酢酸のような弱酸は一部しか解離しない。弱酸はそれぞれに決まった解離定数Kaを持つ。弱酸HAwが水中で平衡状態のとき、存在するHAw,H+Aw-の解離の度合いが小さく、[H+]は低くなって、酸性度はそれほど高くはならない。
このテーマでは試薬の取り扱い方と希釈の方法を学ぶ。さらに硝子電極pHメーターの取扱法を取得して強酸や弱酸溶液のpHを測定し、水素イオン濃度を求める。
実験操作
希釈による原液の調整
a.10-2M−HCl:1M−HCl2mlをホールピペットでメスフラスコにとり、これに水を加え200mlとする。洗ビンのふたを外して水を加えるが、標線近くなったらふたをして慎重に一滴ずつ加えてゆく。栓をし逆さまにしてよく撹拌し、三角フラスコ保存する?。
水素イオン濃度の測定
概要
塩酸のような強酸HAsは、水中では完全に解離して、As-とH+(水素イオン)を生じる。したがってはじめの強酸の濃度cが、溶液中の[H+]に等しくなる。
HAs→H+As- 弱酸の場合 HAw⇔H++Aw-
開始時濃度 c 0 0 c 0 0
閉衡時濃度 0 c c c-x x x
これに対し酢酸のような弱酸は一部しか解離しない。弱酸はそれぞれに決まった解離定数Kaを持つ。弱酸HAwが水中で平衡状態のとき、存在するHAw,H+Aw-の解離の度合いが小さく、[H+]は低くなって、酸性度はそれほど高くはならない。
このテーマでは試薬の取り扱い方と希釈の方法を学ぶ。...