実験操作方法
? ムラサキイガイの足糸をハサミで取り除いた。
? 足糸の出ていた隙間に安全カミソリを深く差し入れ、閉殻筋(=貝柱)を切断した。
? ムラサキイガイを右殻と左殻に開いた状態にし、海水を満たしたシャーレに入れた。
? 鰓組織をハサミで長方形(3×5mm程度)に切り取った。
? 切り取った組織片を海水で満たしたシャーレに入れ、30分程度放置した。
? 鰓組織片を放置している間、海水・蒸留水ピペットを用いて30%,50%,90%,100%の濃度の海水をそれぞれシャーレに用意した。
? 鰓組織片は、粘液を取り除くとシャーレの底を這うように移動し始める。移動する組織片の中から直線的に移動するものを選び、各海水濃度のシャーレに一片ずつ入れた。
? 各海水濃度のシャーレを方眼紙上に乗せ、鰓組織片の移動速度を測定した(1分×3回)
? また、鰓組織片のひとつをプレパラートに乗せ標本を作製し、繊毛運動を観察した。
注意事項
・ 安全カミソリで閉殻筋を切断する際には、一緒に鰓を切ってしまわないように注意する。
第4回 生物学実験レポート
―ムラサキイガイの繊毛運動―
目的
ムラサキイガイ(Mytilus eduli galloprovincialis , ム ー ル 貝 )を用いて繊毛の活性を調べる。 s
使用した器具
・ 顕微鏡
・ シャーレ(× 10)
・ 方眼紙
・ 解剖用ハサミ
・ ピンセット
・ 安全カミソリ
・ 時計(秒針付き)
・ ろ過海水
・ 蒸留水
・ メスピペット
・ 待ち針
・ スライドガラス
・ カバーガラス
実験操作方法
① ムラサキイガイの足糸をハサミで取り除いた。
② 足糸の出ていた隙間に安全カミソリを深く差し入れ、閉殻筋(=...