私はこの本を読むのに数日かかり、容易には読み終わることができなかった。普段からこのような本を自分から読むことがないので慣れていなかったからだと思う。いつも読むような小説とは違って1ページに字が多いのでなかなかページが進まなかった。それでも何とか読み進めていくと、自分なりに少しは考えることも出てきて読んでよかったと思える本だった。
私は高校のころ歴史が得意科目だった。正確には中学のころから得意で受験ではおおいに世界史には助けてもらったと思う。少しの勉強でもよくできたので受験のときにはけっこう頑張って勉強した。勉強していてもほかの教科ほどに苦ではなく、むしろ息抜きのようなものだった。今思うと得意だったから面白かったのか、面白かったので勉強して得意になったのかはよくわからない。勉強なんてそんなものだとも思う。自分として面白いと思ったのは歴史が持つドラマ性だった。事実は小説よりも奇なりとはよく言われることだが、世界史の教科書を何度も熟読して、歴史を年表のような物事の羅列としてとらえるのではなく、その間に起こったことのつながりに気をつけていると、流れといわれるものに気がつき、簡単には忘れなくなって効率的だしなによりも興味深い。例えば文明開化以来の日本の発展ぶりから多くの犠牲を出した太平洋戦争の敗戦までをなぞってみると、日露戦争ぐらいまでは日本人の特性がうまくいいところとなって思うようにいっていたのが、それ以降は日本人の特性が悪いところとなってしまい、軍部の暴走を許してしまう。これらはどれか単一の事象が原因ではなく、さまざまな原因が積み重なり組み合わさって起こったことであって、このようなことを知ると歴史がより生き生きしたものに見えてくる。
そうであったので、大学でも歴史を勉強したいと思い、この歴史学の授業を履修した。
レポート、史学、ハーメルンの笛吹き男、歴史と伝説、本の感想、ロバート・ブラウニング
ハーメルンの笛吹き男を呼んで
私はこの本を読むのに数日かかり、容易には読み終わることができなかった。普段からこのような本を自分から読むことがないので慣れていなかったからだと思う。いつも読むような小説とは違って1ページに字が多いのでなかなかページが進まなかった。それでも何とか読み進めていくと、自分なりに少しは考えることも出てきて読んでよかったと思える本だった。
私は高校のころ歴史が得意科目だった。正確には中学のころから得意で受験ではおおいに世界史には助けてもらったと思う。少しの勉強でもよくできたので受験のときにはけっこう頑張って勉強した。勉強していてもほかの教科ほどに苦ではなく、むしろ息抜きのようなものだった。今思うと得意だったから面白かったのか、面白かったので勉強して得意になったのかはよくわからない。勉強なんてそんなものだとも思う。自分として面白いと思ったのは歴史が持つドラマ性だった。事実は小説よりも奇なりとはよく言われることだが、世界史の教科書を何度も熟読して、歴史を年表のような物事の羅列としてとらえるのではなく、その間に起こったことのつながりに気をつけていると、流れとい...