早期発見と早期療育について
ユニセフによれば、世界の子どもが百人だとすると、障害を持っている子は七人いるそうである。
この障害、可能な限り早期発見が求められている。その理由の一つとして家族の精神的受容がある。生まれてきてすぐ、またはある日突然、障害を有していることが分かったとき、その親族が受けるショックは想像を絶する。早期発見は障害への覚悟と受容を早い段階のうちに持つための手段となる。そして受容の後、母子の愛着関係を形成し、障害児の豊かな活動・発達に結びつけていくことが必要である。
早期発見を良しとする理由の二つ目として早期療育がある。乳幼児期からの早期療育を始めることで障害が相当軽減...