「幼稚園または小学校の教育課程編成上留意すべきことについて述べなさい。」
教育課程を編成するにあたって、踏まえるべき幼稚園や小学校の実態はどのようなものであるのか、いくつかの視点からそれをどのようにして把握するのか考察していきたい。
1.幼稚園や保育園の幼児の実態について
(1)幼児の発達の特性
幼児は、自ら発達しようとし、周囲の環境に能動的に働きかけ自らの力で関わることで
生活に必要な能力や態度(姿勢)などを獲得していく。また、幼児は自発的、能動的に環境と関わりながら、生活の中で状況と関連づけて獲得していく。
幼児は、遊びを中心とした生活の中で興味や好奇心を抱き、あるいは必要感をもって自ら獲得していくことが重要である。遊びを展開する中で、いろいろな側面が相互に関連し合い総合的に成し遂げられる。発達は連続的ではあるが停滞もあり、急な進歩もある。
信頼感と自立心の関係は微妙であるが、自分と他者に気づき、他者との交流ができるようになり、幼児期は他者の言動をモデルにし摸倣し「同一化」をはかるのである。
幼児は、環境に能動的に関わる中で、対象に真正面から向き合うなかで他者との関わりや
「幼稚園または小学校の教育課程編成上留意すべきことについて述べなさい。」
教育課程を編成するにあたって、踏まえるべき幼稚園や小学校の実態はどのようなものであるのか、いくつかの視点からそれをどのようにして把握するのか考察していきたい。
1.幼稚園や保育園の幼児の実態について
(1)幼児の発達の特性
幼児は、自ら発達しようとし、周囲の環境に能動的に働きかけ自らの力で関わることで
生活に必要な能力や態度(姿勢)などを獲得していく。また、幼児は自発的、能動的に環境と関わりながら、生活の中で状況と関連づけて獲得していく。
幼児は、遊びを中心とした生活の中で興味や好奇心を抱き、あるいは必要感をもって自ら獲得していくことが重要である。遊びを展開する中で、いろいろな側面が相互に関連し合い総合的に成し遂げられる。発達は連続的ではあるが停滞もあり、急な進歩もある。
信頼感と自立心の関係は微妙であるが、自分と他者に気づき、他者との交流ができるようになり、幼児期は他者の言動をモデルにし摸倣し「同一化」をはかるのである。
幼児は、環境に能動的に関わる中で、対象に真正面から向き合うなかで他者...