私は特別支援学校の教員である。現在勤務している主に知的障害がある児童生徒に教育を行う特別支援学校において、児童生徒が自ら進んで読書活動を行うようにするための問題点や改善策を以下に述べたいと思う。
初めに、読書に対するリテラシーが低いことが問題点として挙げられる。本校においてばかりでなく特別支援学校においては、その校種の特性から文字を読むことができなかったり、読書に親しむのが難しかったりする児童生徒も多い。リテラシー向上のためには、小学部段階から「遊びの指導」や「生活単元学習」などの領域教科を合わせた指導の中で、文字やお話に親しむ活動を通して読書のレディネスを育成していくことが大切であると考える...