(課題)
療養病床の廃止及び削減について
(要約)
療養病床の廃止・削減は、医療と介護に挟まれる人の行き場をなくし、家族負担が増す要因となっている。財政ありきばかりの改革では、福祉の未来は見えない。制度や財政に魚竿されるだけの社会福祉はもうたくさんだ。
(本文)
国は、2006年の医療制度改革によって、医療費を拡大させる要因として長期入院を挙げ、療養病床である介護型の廃止、及び医療型の削減を打ち出した。しかし、それ以前には、介護保険の導入もあり、今後の高齢社会を迎えるにあたり、慢性期型の整備が必要だとして、急性期型や一般型からの転換を押し進めようとしていた訳である。その為、医療施設の中には...