フランスの絶対王政の特徴を、イギリスとの比較を念頭に置きつつ説明せよ

閲覧数7,184
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ●「課題」フランスの絶対王政の特徴を、イギリスとの比較を念頭に置きつつ説明せよ。
    絶対王政が絶対王政たるゆえんは、王権の絶対性にある。国王は、王権は神に与えられたものであるとする王権神授説を背景に全国的に権力を振りかざし、人々を直接的に支配して国民的統合を図ろうとしたのであった。これは、絶対王政以前の王が、あくまでも一封建領主としての枠を超えず、各地の封建領主を支配下に置くことで統治をおこなっていたことと大きく異なっている。そして、こうして国家構造に変化が見られたことには、常備軍と中央集権的な官僚機能、重商主義、新興の商人の台頭などが強く影響しているのであった。以下では、それら絶対王政の特徴について詳しく見ていきたい。
    フランスでは、百年戦争の時代の頃から常備軍が整えられるようになりはじめ、この常備軍の存在が絶対王政の確立を寄与するものとなった。例えば、ルイ14世の頃には、フランドル戦争やオランダ戦争などの対外的な戦争を、常備軍を用いて行ったが、その結果としてフランスの領土は拡張され、国力の増加につながっている。これに対してイギリスでは、島国であることから対外的な脅威にさらされる頻度が...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。