初等教育原理Ⅰ・Ⅱ 【4単位目】

閲覧数1,291
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    初等教育原理Ⅰ・Ⅱ 【4単位目】

    1.学校経営についての近年の動向のうち、自分の関心のある動向の要点をまとめ、見解を述べよ。

    2.家庭教育の現状、問題点について考察せよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    初等教育原理Ⅰ・Ⅱ
    【4単位目】
    (1) 1996年12月、行政改革委員会は「規制緩和の推進に関する意見」を提案した。それは、学校選択制度が導入されることで、各学校が「特色」を創り出すようになり、保護者は学校の「選択」を迫られ、子どもに対し責任の自覚と教育に対する関心を高めるようになると考えたからであった。この目的は、市場原理と自己責任の原則を前提に、保護者が学校選択権を行使することで、子どもたちによりよい教育を保障することにあるという意図があったのである。
     たしかに、この制度は学校の「特色化」と強く結びついた。しかし、親がわが子にふさわしい学校を選ぶことで学校の努力と競争を促し、全体を底上げするという制度の理念を達成できたかといえば、それは難しいと考える。なぜなら、親は学校の評判によって選択を行うからである。その結果、「選ばれなかった学校」は「選ばれた学校」に比べて問題が起きやすくなり、さらに学校の評判が下がるという悪循環に陥ってしまうのである。これを考えると、学校側が入学者の獲得のみに目標を置くことになってしまう危険性がある。そこには、自校に対する消極的、不利な情報の開示が難しく...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。