経済地理 経済地理学 分冊2 合格リポート

閲覧数3,061
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     ガット・ウルグアイ・ラウンドの農業交渉により、世界的な農産物の自由化が世界的な潮流となった。また、88年の日米間協議において牛肉・オレンジなどの輸入数量制限の撤廃、冷凍技術の進歩による生鮮野菜の海外からの輸入、農産物の内外価格差の表面化と拡大が進行している。他にもコメの部分開放の受け入れ決定や、これに基づくミニマム・アクセス(最低限輸入量)枠での年間40~80万トンの外国産米の日本市場への流入が起きている。これらによって日本の農業政策をはじめとして、各国の農業および貿易政策もかつてない岐路に立たされていると言って過言ではない。
     ガット・ウルグアイ・ラウンドの農業交渉から始まった農産物の自由化が世界的に叫ばれる中で、一方では、世界各地の発展途上国を中心として、重大な食糧問題が発生している。この食糧不足の主な原因は以下のとおりである。
     ①発展途上国の人口急増とそれに追いつけない食糧増産投資、そしてそれによる飢餓人口の増加
     ②先進国の発展途上国への食糧開発援助の不安定性
     ③農業(食糧)生産における資本力、技術力などによる南北格差の拡大(北の過剰、南の不足)
     ④これらによる貧困問題...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。