心理学 設題2・記憶の過程について

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    設題2
    (1)記憶 
    記憶は、「覚えること」、「覚えていること」、「思い出すこと」の三つの段階からなっており、それぞれ、記銘(符号化)、貯蔵、検索(再生)と呼ばれる。第一の段階は、情報を記憶に貯蔵するときの過程で記銘と呼ばれる。これはコンピュータがやるような0か1かという情報に還元して媒体に記録するというものではなく、学習内容を人間の既存のスキーマ

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    設題2
    (1)記憶 
    記憶は、「覚えること」、「覚えていること」、「思い出すこと」の三つの段階からなっており、それぞれ、記銘(符号化)、貯蔵、検索(再生)と呼ばれる。第一の段階は、情報を記憶に貯蔵するときの過程で記銘と呼ばれる。これはコンピュータがやるような0か1かという情報に還元して媒体に記録するというものではなく、学習内容を人間の既存のスキーマに組み込んでいくという作業である。
    第二の段階は貯蔵で、情報を記憶に保持する過程である。新しいことに注意を向けることによって記銘された初期段階の記憶(感覚記憶)は、非常に短い時間の情報の貯蔵であるため、記銘のあと、必要に応じて情報を短時間貯蔵しておくための記憶システム(短期記憶)に記憶が移行しても、ある程度は覚えていられるが、残りは忘れてしまう。おそらく多くの人が忘却の原因は、貯蔵した情報が消えてしまうためと考えているのではないのであろうか。一般に記憶の痕跡が時間経過とともに消失していくことを崩壊という。しかし、忘却の原因としては、もう1つの重要な過程が考えられている。それは、他の情報貯蔵したことによる妨害効果で、干渉と呼ばれている。干渉には...

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