『安全に関する学習指導上に占める「体育」の重要性について述べよ。』
安全教育とは、安全に関する知識・理解を深め、安全な行動をとることができるような能力や態度を身につけ習慣づけることを目的としている。また、安全管理とは、児童の活動に関する施設・設備・用具などの点検や整備するとともに、これらを使用するためのルールをつくったり、安全に関する指導・管理のための組織などの事故防止をはかろうとするものである。
事故の発生は、安全に対する意識の低さが主な原因となっている。安全に対する意識を高めるには、「…してはいけない」「…を守りましょう」的な形式的な指導ではなく、「こうしたら安全だ」という積極的な心構えで行動するように指導することが大切である。そうすることで、安全な行動をとれる能力や態度を定着することができる。このような指導とあわせて、安全に活動できるように整備した環境をつくりあげていくことも必要となってくる。
テキストで、「外で遊ぶためにあわてて階段を走り、つまずいて転倒して腕を骨折した」という例が挙げられている。階段から落ちても転倒しない、転倒しても大事にいたらないだけの身体能力があれば...