分析化学実験第1レポート
廃液処理
2009年5月14日(木) 実施
Ⅰ、実験目的
実験で生じた廃液を薄めたり、他の廃液と混合したりしないでそれぞれの廃液を個別に科学的または物理的処理を行う方法を学習する。
Ⅱ、実験装置・器具
蛍光X線分析装置(XRF)、ポリエチレン製容器(10L)、攪拌用の棒
Ⅲ、実験方法
≪実験1 蛍光X線分析装置(XRF)による廃液中重金属元素の定性・定量分析≫
1、廃液を小容器に分取した。
2、XRFでブランク溶液と濃度既知の標準溶液を測定した。
3、廃液をXRFで測定した。
4、廃液のスペクトルとブランク溶液のスペクトルを比較し、廃液中に含まれる元素を同定した。(定性分析)
5、廃液のスペクトルと標準溶液のスペクトルを比較し、その信号強度比から廃液中に含まれる重金属元素の濃度を求めた。(定量分析)
≪実験3 酸化還元滴定によって生じた廃液(Mn2+、H2SO4等を含むもの)≫
1、pH試験紙を用いてpHを確認し廃液に炭酸ナトリウム粉末を少しずつ攪拌しながら加えて中和してpHを7とした。
2、10L毎にポリエチレン製容器に入れた。
3、廃液に水酸化ナト...