3.気相系の拡散係数 評価:A

閲覧数3,474
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    [1]要旨

     Stefan管を用いて2成分系の気相拡散係数を測定し、分子量による違いを調べ、推定値と比較する。

     Stefan管に液体Aを開口部から下10mmまで入れ、測定セル中に静かに落とし込む。蓋を閉め、アスピレーターにより穏やかに空気を吸引する。このとき、液体Aは気液界面より蒸発し、ガスB(ここでは空気)の停滞層内を一方拡散して開口部に達し運び去られる。

    ①気液界面におけるA成分の分圧pA1はその温度の蒸気圧に等しい。

    ②開口部でのA成分の分圧pA2は0である。

    ③液体A中への気相Bの溶解は無視しうる。

    上記の3つの仮定が成り立つとして、引き続き実験を行う。

     測定系が定常状態になってから気液界面およびStefan管の開口部の位置を読み取り顕微鏡で読み、開口部からの距離をZ(θ)とする。以下、20分間隔で気液界面の位置z(θ)を6回読み取る。

    実験整理を行い、気体拡散係数を測定する。なお、液体Aとして、メタノール、エタノール、ヘキサン、シクロヘキサンの4つを用いる。
    [2]実験結果

    (1)Z(θ)の測定

     実験は2日にわたって行われ、両日ともに、気圧:1005...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。