主語を先行詞にした非限定の関係詞文句と分詞構文とを比較考察しなさい。
非限定の関係詞文句は、その性質から、それを理解することで、分詞構文の理解にも非常に役立つ。まず関係詞文句について見てみる。関係詞文句の限定用法は先行詞を直接修飾し、両者の関係が非常に密接である。それゆえ、先行詞が何かということが関係詞文句によって明確になるのである。
・The person who lives next door is very friendry.
先行詞、The person は関係詞文句Who lives next doorによって直接修飾されており、先行詞がはっきりとThe person だと分かる。非限定関係詞文句では先行詞と関係詞文句の間に、カンマを入れ、先行詞について付加的な説明を付け加える働きがあり、<時><理由><譲歩>などの意味を出すことがある。そこで非限定関係詞文句を3種類に分けて考えてみる。
挿入句的非限定関係詞文句:先行詞の後に挿入され、先行詞の内容を描写する。特に文の主語を先行詞とした場合、先行詞を補足的に説明する以外に<譲歩>(「[主語]は〜なのだが」)や<理由>(「[...