教育心理研究法2

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    資料紹介

    1.相関仮説と相関仮説の検証について
    2.科学的な教育・心理の研究で仮説の検証を行う理由

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1 因果関係が現実に存在するかどうかを調べるとき、「原因ではないか」と思われる変数と「その結果ではないか」と思われる変数との間に、規則的な関係があるかどうかを調べればよい。因果関係が本当に存在するのなら、原因と結果の間には必ず規則的な関係が現れるはずである。その因果関係の原因を考え、何らかの操作、処理、処遇ないしは介入によって一定の結果が引き起こされることを説明する仮説をたてることが相関仮説である。
     通常、2つの変数の間に規則的な関係があるとき、これを相関関係という。しかし、「Xが原因でYがその結果」という因果関係がある場合には、この2つの間には、かならず相関関係が現れる。では、XとYの間に相関関係がみられたとききには、「XはYの原因である」と仮説してよいのだろうか。
     実は「XはYの原因である」とは、必ずしも言えないのである。XとYの間の相関関係を因果関係という観点から分類してみると「Xが原因でYが結果」という想定された因果関係ではなく、相互的な因果関係が存在する場合もある。この場合は「Xが原因でYがその結果」という因果関係に加えて「Yが原因でXがその結果」という逆の因果関係も同時...

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