近江大津宮
近江京について
近江京は近江大津宮ともよばれ天智天皇の時代7世紀の都である
近江大津京は琵琶湖に面しており、陸上・湖上に東山道や北陸道の諸国へ向かう交通路が通じており、西方へも交通の便が良い場所である、とする説がある。外国軍(中国大陸及び朝鮮半島の諸国を指す)が瀬戸内海を東上して畿内へ上陸した場合、最も逃げやすい土地が大津ということであろう。
遷都の背景
遷都の背景には朝鮮半島との関係が深く影響している。
六六〇年、日本の同盟国である百済が新羅と唐に攻められて滅んだ。中大兄皇子(後の天智天皇)は、百済復興を強力に支援しようと、朝鮮半島へ出兵した。
しかし、六六三年の白村江の戦いにおいて倭・百...