生活習慣病について述べよ。
Ⅰ.はじめに
生活習慣病とは、「食習慣や運動習慣・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣が発症や進行に関連していく疾患群」のことである。以前は、成人病と呼ばれており、成人になってからの発症が普通と考えられていた。しかし、最近では、生活習慣によって児童でも発症の恐れがあることから生活習慣病と、改名されたのである。
Ⅱ.生活習慣病について
1.1次予防と2次予防
生活習慣病は、主に生活習慣が病気の一因となるため、多くは予防することができる。そのため、早い段階から生活習慣を見直して予防を心がけ、発症を未然に防ぐ1次予防が望ましいのである。
2次予防とは早期発見・早期治療のことを2次予防という。病気が進行しないうちに見つけ、早く治すために、健康診断や人間ドッグを推進する。
近年、生活習慣病の増加により1次予防の必要性が強調されてきたが、2000年の「健康日本21」運動により、1次予防の取り組みが不十分とされたため、今後はさらに、1次予防運動が重要視される。
2.生活習慣病の種類とその病状
生活習慣病はいろいろとあるが、よく知られている代表的な病名は、肥満・糖尿病・高脂血症...