児童心理学②

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    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「乳幼児の心理についてまとめよ。」
    Ⅰ.乳児の心理
     乳児とは、生後1年ないし一年半の期間を「乳児期」という。
    1)乳児期の発達
    人類が原始時代から備えていた原始反射(モロー反射、歩行反射、把握反射、バビンスキー反射、吸綴反射、緊張性頚反射)は、生後6か月ごろには、ほとんどなくなる。これは、自分の欲求や環境に応じて行うことのできる運動が現れる随意運動の出現により、原始反射が抑制されるためである。
    乳児期の子どもは言葉や記号を使わず見たりいじったりすることを通じて活動の体系的システムか形成されていく。自分の感覚だけを頼りにして活動している。スイスの心理学者J・ピアジェは、これを「感覚運動期」と分類した。
    乳児は自分の体験したことから、大きさ・固さ・量など周囲の事物の性質を理解する。その後、次第に事物間・事象間の関係性を理解するようになる。こうした経験を繰り返すことによってイメージを思い浮かべることができるようになる。
    このような認知の発達と密接な関係にあるのが言語の発達である。乳児期の子供が周りにあるものを手にとってみたり、口に入れて舐めてみたりするのは、その物を見分け、区別し、特徴づけ...

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