日本語・イタリア語間の習慣強度の違いによる干渉度の変化

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    日本語・イタリア語間の習慣強度の違いによる干渉度の変化
    ~ストループ・逆ストループ効果~
    要約
    ストループ課題を用いて、複数の認知機能の干渉を生じさせ、その処理過程を分析する。本実験は、ストループ効果における認知的葛藤現象の測定を行うと共に、日本語に加えてイタリア語を用いることによって言語系の習慣強度を操作し、自動的な注意の強さを変えることによって干渉強度が変化するかどうか、すなわちストループ効果の現像が見られるかどうか検討する。イタリア語1分学習群、イタリア語5分学習群の3群にわけ、各群の被験者は、刺激語の色を無視して文字を読み反応する条件(文字読み条件)と刺激語の意味を無視して色名を答える条件(色命名条件)の2条件を行った。従属変数として課題における反応時間を測定した。実験の結果、語群の主効果、課題の主効果、交互作用ともに有意であった。また、文字読み課題における語群の効果、色命名課題における語群の効果、イタリア1分における課題の効果が有意であった。
    問題
    ストループ課題を用いて、複数の認知機能の干渉を生じさせ、その処理過程を分析する。本実験は、ストループ効果における認知的葛藤現象の...

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