「社会科のねらいを社会生活、科学-技
術、文化の観点から論じよ。」
「社会科の授業をどのように改善すれ
ば子ども達は能動的に学習活動に取り
組むか、例を挙げて述べよ。」
先生のコメントもつけました。
「社会科のねらいを社会生活、科学-技
術、文化の観点から論じよ。」
小学校学習指導要領「社会」の目標は「社会生活についての基礎的理解を図り、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育て、民主的、平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。」という簡潔
な文章に表現されている。これらの社会的文化の観点はもとより、社会のより良い向上発展の為に科学-技術に対する理解を深めることが必要であり、これらの社会生活、科学-技術、文化に対してバランスのとれた教育がなされなければという理想のもとに、それらの社会科における関連性について考察してみたい。
まず、社会生活については、家族や地域社会などの機能を扱い、人間は本来社会的存在であることに着目させ、個人と社会とのかかわりについて考えさせる。その際、現在の家族制度における個人の尊重と両性の本質的平等、社会生活における取り決めの重要性やそれを守ることの意義及び個人の責任などを気付かせる。これについて、現代ではさらに核家族化や、社会における一人の人間なのだという自意識と自覚があまりない自己中心的な個人主義のために、地域社会と遮断...